2026年9月22日にローソンから出た「一点突破すぎ!ごはんがすすむ ぼだっこ(鮭)」。ご飯の上に鮭がちょこんとのっただけの297円のお弁当で、ネットで「ありえない」と話題になりました。
料理研究家のリュウジさんもYouTubeで実食して、評価は「Cマイナス」。本場秋田の「ぼだっこ」はものすごくしょっぱい塩鮭なのに、このお弁当の鮭はしょっぱさが控えめで「ご飯が進まない」という理由でした。そこで動画の後半で作っていたのが、家で作る「ジェネリックぼだっこ」です。
今回はそれをフライパンひとつで再現してみました。
そもそも「ぼだっこ」とは
「ぼだっこ」は秋田の塩鮭のこと。塩がとても強く、ほんの少しでご飯がどんどん進むのが特徴です。ローソンのお弁当が「鮭少なすぎ」に見えるのも、本来は少しの鮭でご飯1杯を食べきる、という発想から来ています。
わたしは一時期、盛岡に住んでいたことがあります。同じ東北に住んでいたのに、秋田の「ぼだっこ」は今回はじめて知りました。見聞が狭かったなと反省です……。
材料
元レシピ(リュウジさんの動画概要欄より)
- 甘塩鮭……1切れ(120g)
- ご飯……200g
- 塩……5つまみ
- こめ油……少量
今回わたしが使った量
- 辛口の銀鮭(チリ産・養殖)……2切れ(143g)
- 塩……5g
- 米油……少量
- ご飯……200g(1食分)
リュウジさんの「5つまみ」は、わかりやすく5gと考えて量りました。


辛口の鮭は「甘口」の約2倍しょっぱい
同じチリ産の銀鮭でも、「甘口」と「辛口」で塩の量がかなり違います。パックの表示(100gあたりの食塩相当量)はこうです。
| 甘口 | 辛口(今回使用) | |
| 食塩相当量(100gあたり) | 2.7g | 5.6g |


見た目はほとんど同じなのに、辛口は甘口の約2倍の塩が入っています。
リュウジさんのレシピは「甘塩鮭+塩」ですが、今回は辛口の鮭を使い、さらに塩5gを足しました。本場のぼだっこのしょっぱさに寄せるなら、はじめから塩の強い辛口がよさそうだと考えたからです。
作り方
① フライパンに油をひく

小さめのフライパンに米油を少しだけ入れます。
② 鮭を焼く

動画のとおり、まず皮目から焼き、そのあと側面も焼きます。火加減は最初から最後まで強火(うちのIHで6)です。
③ 焼き目がついたら塩をふる

焼き色がついたら塩をふります。5gは一度に入れず、何回かに分けてふりました。
④ フライパンの中でほぐして骨を取る

焼けたら、そのままフライパンの中で身をほぐします。骨はここで取りのぞきます。
⑤ 皮はキッチンバサミで細かく

皮は捨てずに、キッチンバサミでフライパンの上で細かく切ります。まな板を使わないので洗い物が増えません。
⑥ 炒りつけて完成

全体を混ぜながら強火のまま炒って、水分を飛ばしたら完成です。
ご飯にのせて「一点突破弁当」に

ローソンのお弁当と同じように、ご飯200gの端にぼだっこ10gだけをのせました。見た目はかなり寂しいですが、ご飯200gに10gで、ぴったり食べきれました。
食べた感想
すごくおいしかったです。しっかりしょっぱいので、少しの鮭でご飯がどんどん進みます。
そして、ときどき口に入ってくる皮が香ばしくておいしい。皮を捨てずに細かく切って入れておいて正解でした。
冷蔵庫の常備品にしたいくらい

1食10gずつ使うので、鮭2切れで約14回分できました。保存容器に入れて冷蔵庫で保存しています。
これは冷蔵庫の常備品にしてもいいくらい。お弁当だけでなく、おにぎりの具としても最高です。多めに作って冷凍しておくのもOKです。
塩分を計算してみた
パックの表示(辛口:100gあたり5.6g)をもとに計算しました。
| 塩分 | |
| 辛口の鮭 143g | 約8.0g(143g×5.6%) |
| 足した塩 | 5g |
| できあがり全体 | 約13.0g |
| 1食分(10g) | 約0.9g(13.0g÷14回分) |
できあがりは1食10gで約14回分(約140g)でした。100gあたりにすると約9.3g。もとの辛口鮭(5.6g)の約1.7倍で、まさに「ぼだっこ」らしいしょっぱさです。
1日の目標(男性7.5g)と比べると
厚生労働省が勧める1日の塩分の目標は、男性7.5g未満・女性6.5g未満です。
- 1食分(10g)の約0.9gは、男性の1日の目標の約12%(女性なら約14%)
- 1日3食で割ると1食あたりの目安は約2.5g。ぼだっこ弁当の約0.9gなら、残り約1.6g分を汁物やほかのおかずに回せる
- 白いご飯には塩分がほぼ入っていないので、弁当全体の塩分もほぼ約0.9g
つまり、しょっぱいのは「少しの量でご飯を食べる」ため。ぼだっこそのものは塩のかたまりのような濃さですが、10gだけ使うなら1食の塩分はむしろ控えめです。逆に、おいしいからと一度にたくさんのせると、あっという間に1日分を超えるので注意です。
※パックの表示(推定値)からの計算です。焼いている間に出た水分と一緒に塩も少し減るので、実際はこれより少し少なめです。できあがりの重さは「10g×14回分」から約140gとしました。
次に作るなら
次は多めに作って、冷凍ストックにするつもりです。
そしていつか、本場秋田の「ぼだっこ」を絶対に食べに行きたいと思います。
まとめ
- ローソンの「ぼだっこ弁当」を、リュウジさんの「ジェネリックぼだっこ」で家で再現
- 鮭を強火で焼いて、塩を足して、フライパンの中でほぐすだけ。皮はハサミで切る
- ご飯200gに10gでぴったり。ときどき入る皮が香ばしくておいしい
- 辛口の鮭2切れ+塩5gで約14食分。1食10gなら塩分は約0.9g(男性の1日の目標の約12%)
- 冷蔵庫の常備品にしたいくらい。おにぎりの具にも最高
元の動画はこちら:大炎上してるローソンのありえない弁当(料理研究家リュウジのバズレシピ)

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